ポリゴン2 育成論
タイプ:ノーマル
特性:ダウンロード/トレース
夢特性:アナライズ
種族値:85/80/90/105/95/60
◆概論
特徴
2段進化の1進化目なので『しんかのきせき』に対応し、平凡な種族値ではありますが、種族値に換算してH85 B145 D153 と、かなり高い耐久を得ることができます。物理に特化すればメガボーマンダの捨て身タックルが46%、特殊に特化すればキングドラの雨珠ハイドロポンプが52%となり、さらに『じこさいせい』を習得可能なので生半可な攻撃では突破するのは困難を極めるでしょう。HPを半分以上残せればこれらのポケモンに対してストッパーも可能です。
また、特攻もそこそこ高く、火力が上がり得る特性を2種類持っています。『ダウンロード』は相手の防御と特防の数値を参照し、数値が低い方に対して攻めやすくなるようにポリゴン2の攻撃か特攻どちらかが1段階上昇します。アナライズは後攻で攻撃技を使った時に威力が1.3倍され、相手が交代したときにも効果が適用されます。決定力に繰り出さずサイクルに組み込む想定であれば、特攻に努力値を振って撃ち合いに強くしてもいいでしょう。
自身がノーマルタイプなので、タイプ受けできる相手はゴーストタイプのみで仮想敵の設定がふわふわしてしまいがちになります。幸い覚える技の範囲は広めなので、パーティの穴を数値で誤魔化しつつ設定した仮想敵に有効な技を覚えさせましょう。なお、特化すればギルガルドの聖なる剣が4割の被ダメで済むので、弱点保険に気を付けつつ蓄積を入れることができます。
対策
耐久が進化の輝石頼みなので、『はたきおとす』、『トリック』で輝石を剥奪するか、毒による間接的役割破壊が有効です。毒の場合は他のポケモンの癒しの鈴で回復されてしまう可能性もあるので注意しましょう。また、電磁波の搭載率が高く、電気タイプに有効な威力の高い技がないため、ライコウの起点にすることも可能です。
細かいことにはなりますが、いったんパーティすべてのポケモンのステータスを確認して、防御特防が同値のポケモンがいたら特防が高くなるように6振りしておくとダウンロード対策になります。
◆技考察
・攻撃技
トライアタック:
タイプ一致で、特性の補正が入れば等倍相手に結構なダメージが入るため、特攻に努力値を振って火力重視で使いましょう。また、20%の確率でやけど、まひ、こおりづけ、何れかの状態異常にすることができます。
れいとうビーム:
ボルトロスやボーマンダに対して有効です。バンギラスなど特防が高く呼びそうなポケモンにはなかなか刺さらないので、ストッパーのための技としての枠になると思います。
10まんボルト:
不一致ながら鋼に等倍なので撃ちあいに使える他、水タイプへの役割遂行技となります。
ほうでん
麻痺の追加効果を狙うなら放電です。場に出る機会も多いのでチャンスはあります。
あくのはどう:
耐性のあるゴーストタイプの弱点を付ける技です。
めざめるパワー炎:
鋼の中でもハッサム、ナットレイへの役割破壊を意識した技です。
イカサマ:
ギルガルドを特に意識したい場合は悪の波動よりもダメージが入ります。ポリゴン2の攻撃が下がっても威力は落ちませんが、ダウンロードの適用もありません。
・補助技
でんじは:
ヒードランなど、苦手なポケモンに撃って後続に任せます。ボーマンダなどのエースに対しても疑似的に遂行できる汎用技ですが、ライコウやボルトロスなど電気タイプに注意しましょう。
どくどく:
鋼以外で苦手な電気タイプやバンギラス、ポリゴン2では削り切れない高耐久のポケモンに対する牽制遂行技です。
じこさいせい:
何度も場に出すためには必須の回復技となります。これがあることでポリゴン2に甘い構築は苦戦必至になるでしょう。
トリックルーム:
電磁波と異なる素早さ操作技です。ドリュウズなど電磁波では止めることができないポケモンに対してルールを変えて止めに行きます。クレセリアと違い三日月の舞的な技で自主退場ができません。
◆型考察
・役割遂行型
性格:ずぶとい/おだやか/ひかえめ
努力値:HB or HD or HC
持ち物:しんかのきせき
技構成:じこさいせい/どくどく/トライアタック/れいとうビーム
選択技:めざめるパワー炎/10まんボルト/でんじは/イカサマ
ボーマンダなどの決定力に他のポケモンで解答するなら、Cに振って不特定のポケモンに繰り出しつつ撃ちあいに持ち込んでもいいでしょう。ポリゴン2は採用理由を据えるのが難しいので、可能な限りは仮想敵を想定して覚える技を決めましょう。特性は素早さに関係なく発動のチャンスがあるダウンロードで安定です。
HPは252ではなく244振りにすることで実数値16n-1になるため、砂や宿り木のダメージスリップを毎ターン1少なくすることができます。
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