カプ・コケコ 育成論

   2018/02/25





785
タイプ:でんき・フェアリー
特性:エレキメイカー
種族値:70/115/85/95/75/130

◆概論

特徴

第7世代から登場した土地神のひとつ。
種族値合計が10劣っていますが、今作におけるポスト準伝的な立ち位置のポケモンです。
電気とフェアリーというタイプ複合は、繰り出し性能よりも攻撃性能に優れており、効果抜群を狙える範囲こそそこまで広くないものの、逆に半減されにくく、等倍で安定したダメージを見込むことが可能です。
また、特性『エレキメイカー』により、5ターンの間は電気技の威力が1.5倍になる他、おそらく土地神専用技の『いかりのまえば』と同等と思われる『しぜんのいかり』により相手のHPを半分に削ることができるため、受け出しを許しにくい前衛的なポケモンです。
S130という高速帯に位置していることもあり、終盤における制圧力は高めと言っていいでしょう。しかしながら、A115を活かそうにも、補完としてのフェアリー技かつ高威力の『じゃれつく』を習得せず、タイプ一致でまともな威力を持っている技は『ワイルドボルト』のみとなり、電気が通らないポケモンを繰り出されるたびに控えに負担がかかってしまいます。
また、反動ダメージと並み程度の耐久であっという間に先制技圏内までHPが削られてしまっては、せっかくの抜き性能を活かしにくくなってしまいます。
そのため、C95ではありますが『10まんボルト』『マジカルシャイン』を両立できる特殊をメインとして攻撃を組み立てていくのがいいでしょう。また、そうすることで『めざめるパワー』による補完も自然に組み込めます。
積み技もなく、終盤におけるカプ・コケコの抜き性能は、エレキフィールドが残るターン数と、如何に相手のポケモンを蓄積できるかに依存します。

エレキフィールド化で高速化できる特性『サーフテール』を持つリージョンフォームのライチュウとのデザイン構築も考えられます。その場合には、ニョロトノ同様に『だっしゅつボタン』で接続したり、怒りやボルチェンで支援してもいいでしょう。
天候などの条件下で素早さ倍加系の特性を持つポケモンの中では、フローゼルに続いてライチュウがかなり速いスピードを誇る点では強力ですが、コケコライチュウともに地面が一貫した弱点であり、かつ技範囲もさほど変わらないことから構築のスペースを圧迫しがちとなってしまいます。

防御面においては、電気タイプは対メガボーマンダ性能を求められることもありますが、カプ・コケコは耐久の種族値は並み程度しかなく、後出しは無理でしょう。
ただ、フェアリータイプが、悪タイプに耐性を持っているため、Sでも勝るゲッコウガに強く、切り返しも可能なポケモンとして、攻撃的な性能を守備にも活かすストッパーとしても一役買うことは十分に可能でしょう。
ちなみに切り返しにおいては、『こだわりスカーフ』を持つことで砂下の意地ドリュウズを抜けるほどのスピードを獲得できます。

対策

耐性的にフシギバナやドリュウズを採用することで後出しは容易になりますが、耐性を持たないポケモンに関しては怒りからの電気技を耐えることができない場合が多く、環境初期は特に要注意なポケモンです。
電気の一貫性に関しては特に慎重になるべきでしょう。無振りのメガボーマンダに対して、ゼンリョク10万Vがエレキ込みで一撃なので、その恐ろしさは容易に想像できます。
とは言え、C95なので強烈に火力があるかというとそうでもなく、HPが結構残っている状態であれば素の10万は意外と耐えられる場合がほとんどです。
疲弊している状態で速さのアドバンテージを取られてしまうのは厳しいので、コケコが負け筋にならないような立ち回りを心がけましょう。



◆技考察

・攻撃技

ワイルドボルト:

A115を活かして、自身で抜いていく際の有力候補。

10まんボルト:

Aには劣るものの、C95と低くはなく、エレキフィールドの補正も入るため十分強力です。

マジカルシャイン:

ドラゴン、地面に対してめざ氷と同威力です。強化アイテム無しではボーマンダやガブリアスが一撃圏内に入らないため、止まらないためにはある程度蓄積が必要になります。

めざめるパワー炎:

電気フェアリーともに半減してくるナットレイに対してピンポイント。怒りやボルチェンがあるため、優先度は低いです。

しぜんのいかり:

土地神版前歯です。フシギバナだろうがドリュウズだろうが、耐性に優れていても初撃であればHPを半分にすることができ、序中盤にかけて一貫性が非常に高い技です。
他の土地神に比べ耐性と耐久種族値が控えめですが、フェアリータイプの強さを考えると、土地神+怒りはどんな環境でも目の上のたん瘤ではないでしょうか。

ボルトチェンジ:

単純な交代時だけではなくとんボルトループで有利な盤面を作りながらダメージを与えていくことができる一貫性の高い技です。自然の怒りと組み合わせることで

とんぼがえり:

ダメージは見込めないものの、無効化されない交代技です。

・補助技

でんじは:

麻痺がS半分と、行動率増加により弱体化した影響を地味に受けますが、それでも相手のポケモンの素早さを下げることができるため、強力なことには変わりありません。

いばる:

麻痺+混乱によるバグ待ちは難しくなりましたが、なんだかんだで動けなくてイライラする様子は想像できます。
Sが高く使いやすいですが、他に一貫性の高い技が豊富です。

みがわり:

攻撃技のみの場合は読みの比重を減らせる技として役に立ちますが、流すタイミングで怒りボルチェンのどちらか一貫性の高い方を選択しているだけでも強力かつスペースがキツめなため、コケコにはさほどマッチしないでしょう。

・専用Z技

ガーディアン・デ・アローラ:

土地神の放つ正義の鉄拳。
相手の残りHPの75%を無効化されずに削る大技で、序盤のサイクル戦で撃たれては身も蓋もない技です。
コケコはSも高く、アローラからの追撃を免れることは難しく、ある意味最強の役割破壊技と言えます。

◆型考察

・基本型

性格:おくびょう
努力値:CS
持ち物:カプorデンキZ/こだわりスカーフ/こだわりメガネ/いのちのたま
技構成:10まんボルト/しぜんのいかり/ボルトチェンジ/マジカルシャイン
選択技:めざめるパワー炎/とんぼがえり

先制技以外でダメージを受けないように序中盤は丁寧に技を選択していきます。
Z石は役割破壊を意識する場合に採用し、終盤の火力を上げたい場合には珠や眼鏡がいいでしょう。
ダメージを受けないよう序中盤から積極的に動いて、蓄積を入れながら終盤は持ち前のスピード(スカーフも可)で〆及びストッパーを担当させます。
ボルチェンの負担よりも潤滑なサイクルのほうが欲しいため、蜻蛉を優先した方がいいかもしれません。








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