ゲッコウガ 育成論

   2018/02/25





658
タイプ:みず/あく
特性:げきりゅう
夢特性:へんげんじざい
種族値:72/95/67/103/71/122

サトシゲッコウガ
特性:きずなへんげ
種族値:72/145/67/153/71/132

◆概論

特徴

メガボーマンダを上回るほど素早く、多彩な技の撃ち分けによる制圧力の高さを評価され、現環境におけるトップメタの一角を担っています。
ある程度の蓄積さえ入れてしまえば、『いのちのたま』による補正と重箱の隅を突く技範囲を活かして抜き性能を発揮でき、『こだわりスカーフ』を持てば砂嵐状態の意地ドリュウズを抜き去るほどのスピードが出るので、ストッパーとしての性能も高いと言えます。また、スカーフを持つことで、積極的に動きたい序中盤において、珠ではガブリアスの逆鱗ほどの火力も出ずジリ貧になりがちな攻撃性能を『とんぼがえり』によって上手く補うこともできます。同じスカーフ持ちにもスピードで競り負けにくくなるのも魅力の一つです。
現環境では、ボーマンダやボルトロスを抜群で攻撃できる『れいとうビーム』や、ゲンガーやフーディンに効果的かつタイプの一貫性が高い『あくのはどう』が主力ですが、ヒードランやバンギラスに抜群を取れる『なみのり』の他、物理技にも同じく効果的な『けたぐり』や、フェアリーに刺さりやすい『ダストシュート』と充実した技のラインナップです。
これらすべての技を特性『へんげんじざい』によりタイプ一致で撃つことが可能なので、数値以上に高火力というわけです。
第7世代新要素のZワザにも変幻自在は適用されるため、めざパ以外の攻撃であればすべて強力なZワザとなります。

また、同世代の新要素であるサトシゲッコウガは、メガシンカを超える能力値上昇がなされ、ACSがどれも高水準になります。
変化条件として相手のポケモンを1匹倒す必要がありますが、持ち物縛りのない疑似的なメガシンカと考えれば、他のメガシンカと同居も可能な時点で非常に強力です。
相手のポケモンを1匹倒すというのも、Zワザを使えば比較的簡単に実現可能なうえ、元々素早いポケモンなので、実際に動き出す終盤では相手のポケモンは疲弊しているため、珠などを持ったゲッコウガの攻撃を耐えることは困難でしょう。
珠+変幻自在と比べて、サブウェポンの威力は落ちますが、珠冷凍でサザンはほぼ一撃なうえ、メガゲンガーすら上回る素早さで受けにくい水+悪の攻撃範囲をバラまけるのは非常に強力でしょう。
また、『みずしゅりけん』の単発の威力が20に上がり、3発固定ヒットすることから非常に安定した先制技となり、バシャーモやドリュウズなどのストッパーになれるのもポイントです。

対策

覚える技が多いとはいえ、ポリゴン2などの弱点を突かれにくく耐久が高めのポケモンであれば余裕をもって受けきることができますが、往々にして終盤まで温存されるので蓄積は難しいです。ただ、攻撃を当てることができるのであれば、特に勝ち筋にされるような大火力のポケモンの攻撃なら軽くすり潰せるので、耐久を温存するよりはこちらの勝ち筋がゲッコウガの素早さを上回る状況の方が自然と作りやすい場面だと思います。
終盤の素早さの取り合いにおいて構築段階で必ずゲッコウガを意識しておきましょう。天候エースであれば上から殴りやすいですが、ドリュウズのように手裏剣で弱点を突かれてしまうポケモンの場合だとヒット数次第で普通に負けます。
珠を持っていることが多く、ステロやら反動ダメで自傷していくため、先制技による対策も有効です。



◆技考察

・攻撃技

ハイドロポンプ:

特殊最高火力が出る技です。ただし、この技をもってしても特防特化されたカバルドンを一撃で倒すことはできません。

れいとうビーム:

ハイドロポンプ同様地面タイプに抜群を取れるほか、ボーマンダへの切り返しに有効な技なのでほぼ必須の技です。岩タイプは効果抜群にはなりませんが、岩はほぼバンギラスのみの点と、特殊技だと格闘じゃないと一撃で倒すことができないことからほぼ波乗りの上位互換と扱ってもいいでしょう。

あくのはどう:

冷凍ビームに威力は劣りますが、半減されにくくギルガルドやクレセリアに有効なうえ、追加効果で怯ませ続けられればこちらの勝ちになるのでこの技も抜く理由はないでしょう。

じんつうりき:

バシャーモなどの格闘や、氷の効かないメガフシギバナに抜群を取れるので、構築によっては有力候補になってくるでしょう。

くさむすび:

重さで威力が変動するものの、スイクンやバンギラス、カバルドンなど、有効打になり得るポケモンにデブが多いので、刺さらない技ではないでしょう。

めざめるパワー炎:

主にナットレイへの役割破壊技になります。けたぐりを要しないので鉄の棘を気にせず攻撃可能です。

めざめるパワー電:

同族やギャラドスなど、他の技では弱点を突きにくい水タイプを意識したいときに挿す技です。

ダストシュート:

ノーマル技を除く物理攻撃最高火力であり、氷、悪ともに半減するマリルリや、特殊一本では勝てないニンフィアに対する役割破壊技です。たまに外れますが、たまに毒状態にできるので実質火力が増すことがあります。

けたぐり:

バンギラスやナットレイ、また水技を持たないと突破が難しいヒードランへ有効な技です。仮想敵のほとんどはデブなのでかなり効果的に使えるでしょう。

みずしゅりけん:

バシャーモや、一舞後のメガバンギラスなどに対するストッパーになり得る技です。サンムーンでは特殊技となり、採用しやすくなりました。

とんぼがえり:

多少抜き性能を落としますが、序盤から場に出て味方の有利対面を作るきっかけに使えます。こだわりスカーフとの相性は良好です。

・補助技

どくびし:

習得可能です。耐久が低くなかなか撒くタイミングを捻出するのが難しく、素直にエースに専念させた方が強いと思います。

ハッピータイム:

配信個体が持つZ前提の積み技です。
全能力が1段階上がるため、サトシゲッコウガ状態であれば非常に強力な抜き性能を得ることが出来ますが、技スぺ、使うタイミングまで考えるとなかなか難しいです。

・Z技

スーパーアクアトルネード:

ハイドロポンプ強化。
カノンを強化すると威力が200になりますが、後々連打できないため水技の一貫性による〆が難しくなります。
素の特攻が低いため、絆始動にするにもある程度蓄積が入っていないと一撃で仕留めるのは難しいでしょう。
ちなみにドロポンZで無振りのテッカグヤぐらいでも8割入るかどうかぐらいの威力です。

ブラックホールイクリプス:

悪波強化。
H振りクレセリアに82~97%ほどでステロ込みで高乱数一撃です。
悪タイプもなかなか一貫性が高く、よっぽど特殊耐久が高いポケモンがいなければ追撃で絆変化可能でしょう。

◆型考察

・終盤抜き型

性格:むじゃき/せっかち/おくびょう
努力値:CS
持ち物:いのちのたま/こだわりスカーフ/Zクリスタル
技構成:れいとうビーム/あくのはどう/ダストシュート/けたぐり
選択技:じんつうりき/めざめるパワー炎/みずしゅりけん/とんぼがえり

物理先制技を嫌って特防を落とすのがほとんどですが、繰り出され得るポリゴン2のダウンロード対策にもなるせっかちも候補にはなるでしょう。珠火力で、蓄積の入った相手のポケモンを確実に倒していくのが理想です。こだわりスカーフを持つと、火力を犠牲にする代わりに、ボーマンダの舞やバシャーモの加速が若干怖くなること、補正なしのドリュウズやキングドラを抜くことができるため候補に入れてあります。
抜き性能をとるかストッパーとしての採用理由の大小で選ぶといいでしょう。

・サトシゲッコウガ型

性格:おくびょう/むじゃき/せっかち
努力値:CS
持ち物:いのちのたま/こだわりスカーフ/ラムのみ/Zクリスタル
技構成:なみのり/あくのはどう/れいとうビーム/みずしゅりけん
選択技:ハイドロポンプ/ダストシュート/くさむすび/けたぐり

通常のゲッコウガよりも水悪タイプの攻撃面を重視して、それらを誘いながら繰り出していく他、ストッパーとして構えながらそのまま切り返して〆るというのが理想的です。火力を出すためにニョロトノから繋いでも面白そうです。








  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。